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技術や知識が増えれば、患者様の身体を良くできるのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

技術や知識が増えれば、患者様の身体を良くできるのか?

 

― 理学療法士として大切にしてきた、身体を多角的に見る視点 ―

理学療法士や整体師として働いていると、もっと技術を身につけたいと思うことがあります。

もっと知識があれば。

もっと経験を積めば。

もっと多くの症状に対応できるのではないか。

私自身も、理学療法士として働いていた頃、同じように考えていました。

もちろん、技術や知識を学ぶことは大切です。

しかし、経験を積む中で、一つ考えるようになりました。

技術や知識が増えれば、それだけで患者様の問題を解決できるのでしょうか。

技術があっても、患者様がリハビリを受けるとは限らない

例えば、ある患者様に対して、身体機能の改善につながる可能性のある運動やリハビリを提案したとします。

しかし、患者様が必ずそのリハビリを受けてくれるとは限りません。

なぜでしょうか。

患者様にも、それぞれの状況があるからです。

身体の状態。

精神的な状態。

生活環境。

これまでの経験。

そして、本人が何を望んでいるのか。

例えば、身体が弱っている方に対して、

「大丈夫ですよ」

「きっと良くなりますよ」

と声をかけることがあります。

もちろん、励ましの言葉が必要な場合もあります。

しかし、患者様の状態によっては、安易に大丈夫と伝えることが適切ではない場合もあります。

身体の状態だけでなく、本人が何を不安に感じ、どのような生活を望んでいるのかを確認することが必要です。

身体を評価することと、人を理解すること

リハビリでは、筋力や関節可動域、バランス能力、歩行能力などを評価します。

これらは、身体機能を把握するために重要です。

しかし、身体機能の数値だけで、その方の生活をすべて理解することはできません。

例えば、歩行能力が改善していても、本人が外出に不安を感じている場合があります。

また、身体的には運動できる状態でも、本人がリハビリに積極的ではない場合もあります。

そのときに必要なのは、単純に運動量を増やすことだけではありません。

なぜ運動に積極的ではないのか。

何に困っているのか。

本人は何を望んでいるのか。

こうしたことを確認する必要があります。

身体の状態を評価することと、その人を理解することは、つながっているけれど同じではありません。

私が理学療法士1年目から大切にしていたこと

私は、理学療法士として働き始めた頃から、相手を多角的に見ることを大切にしていました。

身体の状態だけで判断しない。

相手の言葉だけで決めつけない。

生活環境や心理面なども含めて、その方を理解しようとする。

もちろん、1年目の私には十分な知識や技術があったわけではありません。

経験も足りなかったと思います。

それでも、患者様をどのような視点で見ようとしていたのか。

その土台は、すでに持っていました。

しかし、当時の私は、もっと技術や知識を身につけなければいけないと考えていました。

自分より経験のある人。

知識の豊富な人。

優れた技術を持っている人。

そうした方から学びながら、自分に足りないものを探していたのです。

もちろん、その積み重ねは無駄ではありません。

知識や技術が増えたことで、対応できることも増えていきました。

ただ、後になって気づいたのは、自分が本当に大切にしていた視点は、最初から持っていたということでした。

経験年数や肩書きだけで信頼関係は築けない

経験年数が長ければ、患者様から信頼されるのでしょうか。

役職や資格があれば、それだけで信頼されるのでしょうか。

もちろん、経験や資格が安心感につながることはあります。

しかし、それだけで継続的な信頼関係が築けるわけではありません。

笑顔で接すること。

落ち着いた態度で話すこと。

相手の話を聞くこと。

こうしたことも大切です。

ただし、笑顔で接すれば、誰からも信頼されるというわけではありません。

相手の状態によって、必要な関わり方は異なります。

また、基本的なマナーや社会性も必要です。

私は、信頼関係とは、日々の関わりの積み重ねによって築かれていくものだと考えています。

技術を増やす前に、何を確認する必要があるのか

例えば、肩や腰に痛みがある方が来院されたとします。

そのとき、痛みのある場所だけを確認すれば十分でしょうか。

実際には、関節の動きや筋力、姿勢、普段の身体の使い方など、さまざまなことを確認する必要があります。

また、仕事や日常生活の中で、どのような動作に困っているのかも重要です。

そのうえで、必要な施術や運動を考えていきます。

技術を多く知っていることは、一つの強みです。

しかし、大切なのは、知っている技術をすべて使うことではありません。

その方にとって、今何が必要なのかを考えることです。

私は、理学療法士としての経験を通して、この考え方を大切にしてきました。

身体の問題を、一つの視点だけで判断しない

身体の痛みや動きにくさには、さまざまな要因が関係することがあります。

筋肉や関節の問題。

神経系の働き。

運動量や生活習慣。

心理的な負担。

そのため、一つの評価や施術方法だけで、すべての問題を説明することはできません。

必要なのは、身体の状態を確認し、考えられる要因を整理することです。

そして、施術や運動によって何が変化したのかを確認することです。

技術や知識を積み重ねることは大切です。

しかし、それ以上に、目の前の方をどのような視点で見ているのかも重要ではないでしょうか。

私は、これからも身体の状態だけではなく、その方の生活や目的まで確認しながら施術を考えていきたいと思っています。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体

人のことを考えすぎると、なぜ身体まで疲れてしまうのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

人のことを考えすぎると、なぜ身体まで疲れてしまうのか?

 

身体の緊張と、日常生活での負担を考える ―

「あの人はどう思っているのだろう」

「相手にどう伝えればいいのだろう」

「自分が何とかしなければいけない」

日常生活の中で、このように他人のことを考え続けてしまう経験はないでしょうか。

もちろん、相手を思いやることや、周囲の状況を考えることは大切です。

しかし、仕事や家庭で人のことを考える時間が増えると、自分自身の疲労や身体の状態を十分に確認できなくなることがあります。

今回は、人との関わり方と身体の緊張について考えてみたいと思います。

他人のことを考えること自体が問題ではない

仕事で相手の立場を考える。

家族の状況を確認する。

困っている人に対して、自分に何ができるのかを考える。

これらは、日常生活で必要なことです。

しかし、自分自身の状況を確認しないまま、相手のことばかり考えてしまう場合があります。

例えば、仕事で何かを頼まれたとします。

本来であれば、

「今の自分に対応できるのか」

「ほかに優先する仕事はないのか」

「身体に無理がかからないか」

といったことも確認する必要があります。

しかし、

「断ったら相手が困るのではないか」

「自分が何とかしなければいけない」

と考え、自分の状態を確認しないまま引き受けてしまう。

そのようなことが続けば、休息を取る時間が減ったり、身体に負担がかかったりする可能性があります。

身体の緊張には、さまざまな要因が関係する

例えば、仕事や人間関係について考え続けているとき。

首や肩に力が入る。

呼吸が浅く感じられる。

身体が休まらない。

こうした状態を経験する方もいます。

心理的な緊張やストレスは、筋肉の緊張や睡眠、疲労感などに関係する場合があります。

ただし、身体の硬さや疲労が、必ず人間関係によって起きているわけではありません。

長時間の同じ姿勢。

身体の使いすぎ。

睡眠不足。

運動量の不足。

病気や薬剤の影響。

さまざまな要因が考えられます。

だからこそ、身体の状態を一つの原因だけで判断しないことが大切です。

身体を休めることと、生活の負担を見直すこと

疲労が強いときには、身体を休めることが必要な場合があります。

深呼吸をする。

休憩を取る。

睡眠時間を確保する。

無理のない範囲で身体を動かす。

こうした方法が役立つこともあります。

しかし、休息を取ったあとも、以前と同じように無理を続けていれば、再び負担を感じる可能性があります。

例えば、仕事を頼まれるたびに引き受けてしまう方であれば、身体を休めることに加えて、仕事量や役割分担を見直すことも必要かもしれません。

もちろん、簡単に仕事を断れない状況もあります。

だからこそ、自分の意思だけでなく、実際の仕事量や生活環境も確認する必要があります。

身体の状態を確認することから始める

整体では、筋肉の緊張や関節の動き、姿勢などを確認します。

しかし、身体の状態だけではなく、普段どのような生活を送っているのかも大切な情報です。

仕事でどのくらい身体を使っているのか。

休息を取れているのか。

どのような場面で疲労が強くなるのか。

人との関わりの中で、無理をしていないか。

こうしたことを確認することで、身体の負担について別の視点が見えてくる場合があります。

ただし、生活上の問題があるからといって、それが身体症状の原因だと断定することはできません。

必要に応じて、医学的な確認が求められる場合もあります。

自分自身の身体にも目を向けていますか?

相手を思いやることは大切です。

しかし、相手のことを考える一方で、自分自身の疲労や身体の状態を確認しなくなってしまうことがあります。

今の身体は疲れていないか。

十分に休めているか。

無理を続けていないか。

そして、今の生活で見直せることはないか。

他人のことを考えることと、自分自身の身体を大切にすることは、どちらか一方を選ぶものではありません。

私は、身体の状態を確認しながら、日常生活でどのような負担がかかっているのかも大切にしています。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体

人と話していると、なぜ身体が重くなることがあるのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

人と話していると、なぜ身体が重くなることがあるのか?

緊張や疲労だけでは判断できない身体の反応 ―

人と話していると、急に身体が重くなる。

頭が疲れてくる。

肩や首に力が入る。

その場から離れたくなる。

このような経験はありませんか?

例えば、商品やサービスの契約について説明を受けている場面です。

担当者の説明は丁寧で、質問にも答えてくれる。

価格も予算の範囲内で、サービス内容にも大きな問題は見当たらない。

それなのに、話している途中から身体に違和感を覚えることがあります。

このような場合、身体では何が起きているのでしょうか。

頭で理解していても、身体が緊張することはある

私たちは物事を判断するとき、言葉や数字などの情報を使います。

しかし、説明を理解していることと、その場で身体がリラックスしていることは同じではありません。

例えば、高額な契約を検討しているときには、金額に対する不安が生じることがあります。

初対面の相手と話している場合には、緊張することもあるでしょう。

また、長時間説明を聞いていることで、単純に疲労している可能性もあります。

このようなとき、首や肩に力が入ったり、呼吸が浅く感じられたり、頭が重く感じられたりする場合があります。

ただし、こうした身体反応だけで原因を特定することはできません。

身体の違和感がある場所と、原因は同じとは限らない

例えば、首や肩に強い緊張を感じている場合です。

実際に身体を確認すると、首や肩だけではなく、背中や胸郭の動き、姿勢などが関係していることがあります。

また、身体の緊張には、普段の生活習慣や疲労、心理的な負担などが関係する場合もあります。

だからこそ、

「肩が硬いから肩だけを緩める」

「頭が重いから首だけに問題がある」

と決めつけることはできません。

私は理学療法士として身体を評価してきた経験から、症状が現れている場所だけではなく、身体全体の状態を確認することが大切だと考えています。

違和感を無視する必要も、すぐに原因を決める必要もない

人と話しているときに身体が重くなったとしても、必ずしも相手に問題があるわけではありません。

自分自身の疲労や緊張が関係しているかもしれません。

説明内容に不明な点が残っているのかもしれません。

大きな決断をすることに不安を感じている可能性もあります。

そこで大切なのは、身体の反応を確認しながら、今の状況を整理することです。

例えば、長時間話して疲れているのであれば、一度休憩する。

契約内容に疑問があるのであれば、確認する。

その場で判断する必要がなければ、時間を置いて考える。

身体の違和感は、何かを確認するきっかけにはなります。

しかし、身体の反応だけで相手の良し悪しや契約の適否を判断することはできません。

身体を整えることと、生活を見直すこと

整体では、身体の緊張や関節の動き、姿勢などを確認しながら施術を行います。

ただし、施術によって身体の緊張が変化したとしても、日常生活の問題がすべて解決するわけではありません。

例えば、人と話す場面で毎回緊張しているのであれば、身体の状態だけではなく、その場で何を負担に感じているのかを振り返ることも大切です。

無理に結論を出そうとしていないか。

疲れている状態で判断していないか。

自分が確認したかったことを、十分に聞けているか。

こうした点を整理することも、日常生活での負担を考える一つの方法です。

身体の反応を、生活の中でどう捉えるのか

身体に違和感があるから、必ず何か悪いことが起きているわけではありません。

反対に、身体の違和感を無視し続けることが適切とも限りません。

大切なのは、今の身体の状態を確認し、その背景にどのような要因が考えられるのかを整理することです。

身体の反応を結論にするのではなく、自分の状態を確認するための情報として捉える。

私は、身体の評価や施術だけではなく、普段の生活でどのような場面に負担を感じているのかも大切にしています。

なお、強い頭痛や胸痛、息苦しさ、突然の体調変化などがある場合には、単なる緊張と判断せず、医療機関での確認が必要です。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体

歩けるようになったのに、なぜ転倒の危険性が高くなることがあるのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

歩けるようになったのに、なぜ転倒の危険性が高くなることがあるのか?

リハビリでは、歩行距離やバランス能力、筋力などを評価します。

以前より長い距離を歩けるようになった。

立ち上がりが安定してきた。

介助量が減った。

こうした変化は、身体機能が改善していることを示す重要な指標です。

しかし、歩行能力が改善したからといって、日常生活が必ず安全になるとは限りません。

私は理学療法士として働く中で、このことを考える場面がありました。

歩けるようになったことで、新たな問題が生じる場合がある

例えば、認知機能が低下している方の場合です。

リハビリによって歩行能力が改善し、一人で移動できる距離が伸びることがあります。

しかし、周囲の危険を適切に判断することが難しい場合には、活動範囲が広がったことで新たな問題が生じることもあります。

一人で立ち上がって移動する。

転倒の危険性がある場所でも歩こうとする。

疲れていても休まずに歩き続ける。

施設の外へ出ようとする。

こうした状況では、身体的には歩けるようになっていても、転倒や事故の危険性が残ることがあります。

もちろん、認知機能が低下している方すべてに、このような問題が起きるわけではありません。

認知機能の状態や生活環境、身体機能によって状況は異なります。

だからこそ、歩行能力だけではなく、実際の生活でどのように移動しているのかを確認する必要があります。

「歩ける」と「安全に歩ける」は違う

リハビリ室では、理学療法士が近くで見守りながら歩行練習を行います。

床の状態や周囲の環境を確認し、必要であれば介助することもできます。

しかし、日常生活ではどうでしょうか。

職員や家族が常に付き添えるとは限りません。

本人が一人で立ち上がり、歩き始めることもあります。

そのときに必要なのは、筋力やバランス能力だけではありません。

周囲の状況を判断できるか。

危険な場面で立ち止まれるか。

疲れたときに休めるか。

必要なときに援助を求められるか。

こうしたことも、安全に移動するためには重要です。

リハビリ室で歩けることと、日常生活で安全に移動できることは、分けて評価する必要があります。

歩行を制限することにも問題がある

私が経験してきた医療や介護の現場では、転倒を繰り返す方に対して、歩行を制限する判断が検討されることもありました。

しかし、歩く機会が減れば、筋力や持久力、バランス能力などが低下する可能性があります。

活動量が減ることで、これまでできていた動作が難しくなる場合もあります。

一方で、転倒を繰り返せば、骨折などの重大なけがにつながる危険性もあります。

身体機能を維持すること。

本人の安全を守ること。

この二つを考えなければなりません。

ただし、安全を理由に安易に歩行を制限することは適切ではありません。

本人の自由や尊厳に関わるためです。

見守り体制の調整、歩行補助具の使用、生活環境の見直しなど、ほかにできる方法を検討する必要があります。

また、移動を妨げる方法によっては身体拘束に該当するため、法令や施設の基準に沿った慎重な判断が求められます。

家族の同意だけで、自由に制限してよいものでもありません。

身体機能だけではなく、生活環境も評価する

例えば、リハビリ室では安定して歩ける方でも、実際の生活環境では転倒の危険性が高くなることがあります。

床に物が置かれている。

夜間に一人でトイレへ移動する。

周囲に人がいない時間帯がある。

疲労しても休憩を取らずに動いてしまう。

このような状況では、歩行能力だけを評価していても十分ではありません。

必要なのは、本人の身体機能と生活環境の両方を確認することです。

また、医師や看護師、介護職員、家族などと情報を共有することも大切です。

どのような場面で転倒しやすいのか。

どの程度の見守りが必要なのか。

本人が何を望んでいるのか。

安全性を高めながら、活動を続ける方法はないのか。

こうしたことを考えながら、支援方法を検討する必要があります。

身体機能の改善だけを目標にしない

歩行距離が伸びることは、身体機能の改善を示す大切な変化です。

しかし、その能力が日常生活でどのように使われているのかまで確認しなければ、本人にとってどのような意味があるのかは分かりません。

歩けるようになったことで、行動範囲が広がる場合もあります。

一方で、転倒の危険性が高くなる場合もあります。

だからこそ、身体機能を改善することだけを目的にするのではなく、その能力を安全に生活へつなげることが必要です。

私は理学療法士として、筋力や歩行能力だけではなく、その方がどのような生活を送っているのかを確認してきました。

現在の整体でも、身体の動きや痛みの状態だけでなく、日常生活で何に困っているのかを大切にしています。

「何ができるようになったのか」だけではなく、「その能力が生活の中でどう使われているのか」。

身体を評価するときには、そこまで確認することが必要だと考えています。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体

筋トレを頑張っているのに、なぜ身体が硬いままなのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

筋トレを頑張っているのに、なぜ身体が硬いままなのか?

身体を良くするために、筋力トレーニングを続けている方もいらっしゃいます。

筋力をつけたい。

疲れにくい身体になりたい。

身体の柔軟性を高めたい。

目的は人によって異なります。

しかし、運動を続けていても、なかなか身体の硬さが変わらないことがあります。

今回は、普段から筋力トレーニングを続けていた40代の方の施術事例をご紹介します。

運動も睡眠も十分なのに、身体が緩まない

この方は、普段から筋力トレーニングに取り組んでいました。

睡眠もしっかり取れており、仕事やプライベートも充実していました。

舞台役者として活動することもあり、主役を務める機会もありました。

しかし、ご本人は身体が十分に緩まないことを気にされていました。

特に肩や腰の硬さ、首の疲労感が気になっていたようです。

運動不足というわけではありません。

睡眠時間が極端に短いわけでもありません。

では、身体のどこに問題があるのでしょうか。

肩や腰は、思っていたほど硬くなかった

実際に身体を確認すると、肩や腰そのものには、ご本人が感じているほどの硬さはありませんでした。

そこで、肩や腰だけではなく、身体全体の状態を確認しました。

骨盤や肩甲骨、首周りの位置や動きを確認しながら調整すると、身体の緊張は徐々に緩んでいきました。

しかし、さらに気になった場所がありました。

それが、手首から肘にかけての硬さです。

特に左側に強い緊張が見られました。

手首から肘への施術で、首や肩、背中まで変化した

そこで、手首から肘にかけて施術を行いました。

すると、それまでの調整に加えて、首や肩、背中の緩みにさらに変化が見られました。

ご本人も、その変化を自覚されていました。

この事例で大切なのは、肩や腰に硬さを感じているからといって、その場所だけを施術すればよいとは限らないということです。

身体は、それぞれの部位が独立して動いているわけではありません。

腕を動かすときには、手首や肘、肩甲骨なども関係します。

身体の一部の緊張や動きが変わることで、別の場所の動きや緊張に変化が出ることもあります。

ただし、今回の変化だけで、手首や肘が肩や腰の硬さの唯一の原因だったと断定することはできません。

重要なのは、実際に身体を確認し、施術によってどのような変化が出たのかを評価することです。

筋力があることと、身体が緩むことは違う

筋力トレーニングは、筋力を高めるために重要な運動です。

しかし、筋力があることと、身体の柔軟性や緊張の状態は同じではありません。

筋力が十分にあっても、関節の動きが制限されている場合があります。

反対に、柔軟性があっても、必要な筋力が不足している場合もあります。

また、身体の硬さには、筋肉や関節だけでなく、普段の身体の使い方や疲労、心理的な緊張など、さまざまな要素が関係する可能性があります。

そのため、

「身体が硬いから、もっとストレッチをする」

「身体が疲れるから、もっと筋力をつける」

と単純に決めることはできません。

大切なのは、今の身体に何が必要なのか

今回の方は、運動をしていなかったわけではありません。

むしろ、普段から身体を動かしていました。

それでも身体の硬さが気になっていました。

だからこそ、さらに運動量を増やすのではなく、まず現在の身体の状態を確認する必要がありました。

肩や腰の硬さを訴えていても、実際には手首から肘にかけて強い緊張が見られることがあります。

そして、その部分への施術によって、首や肩、背中の状態が変化することもあります。

運動を頑張ることと、今の身体に必要なことを行うことは、必ずしも同じではありません。

私は、痛みや硬さを感じている場所だけではなく、身体全体の動きや緊張を確認しながら施術を考えています。

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筋力があっても、長い距離を歩けないのはなぜなのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

筋力があっても、長い距離を歩けないのはなぜなのか?

筋力が低下していると、歩くことや立ち上がることが難しくなる場合があります。

そのため、リハビリや運動では筋力トレーニングを行うことがあります。

もちろん、筋力を改善することは大切です。

しかし、筋力が改善すれば、長い距離を歩けるようになるのでしょうか。

私は理学療法士として患者様と関わる中で、筋力だけでは説明できない身体機能について考えることがありました。

例えば、

立ち上がることはできる。

短い距離なら歩ける。

しかし、歩く距離が長くなると疲労が強くなり、途中で休憩が必要になる。

このような場合、筋力だけを評価していては、身体の状態を十分に捉えられないことがあります。

筋力と筋持久力は同じではない

筋力とは、筋肉が発揮できる力の大きさを指します。

一方、筋持久力とは、筋肉が一定の力を発揮したり、繰り返し収縮したりする能力です。

例えば、一度立ち上がることができても、立ち座りを何度も繰り返すと疲れてしまう場合があります。

この場合、一度立ち上がるための筋力はあっても、動作を繰り返す能力が十分ではない可能性があります。

ただし、繰り返し立ち上がれない理由が、必ず筋持久力の低下にあるとは限りません。

痛みやバランス、関節の動きなどが関係する場合もあります。

そのため、筋力の数値だけではなく、実際に動作を行ったときの状態を確認する必要があります。

長く歩くためには、心臓や肺の働きも必要になる

もう一つ考えたいのが、全身持久力です。

歩行などの運動を続けるためには、筋肉だけではなく、心臓や肺、血液循環の働きも必要です。

呼吸によって取り込まれた酸素は、血液を通じて全身へ運ばれます。

心臓は血液を送り出し、筋肉は運ばれた酸素などを利用して活動します。

そのため、下肢の筋力がある程度保たれていても、心肺機能や酸素を利用する能力が低下していれば、長時間の運動が難しくなることがあります。

例えば、短い距離は歩けても、歩行を続けると息切れが強くなる場合です。

このとき、下肢の筋力だけを改善しようとしても、歩行距離が伸びるとは限りません。

呼吸状態や循環動態、運動中の身体反応なども確認する必要があります。

「歩けない」と「歩き続けられない」は違う

患者様から、

「歩けない」

と相談されることがあります。

しかし、その言葉だけでは、どのような状態なのか分かりません。

一歩も歩けないのか。

短い距離なら歩けるのか。

歩き始めは問題ないけれど、途中から疲れるのか。

息切れが強くなるのか。

痛みが出て歩けなくなるのか。

同じ「歩けない」という訴えでも、確認する内容は違います。

短い距離を歩くための筋力やバランスが不足しているのであれば、そこへの対応が必要です。

一方、長い距離を歩くと息切れが強くなるのであれば、全身持久力や医学的な問題も考える必要があります。

何ができないのかだけではなく、どこまではできて、どこから難しくなるのか。

私はそこを確認することが大切だと考えています。

筋力トレーニングと有酸素運動をどう組み合わせるか

筋力トレーニングは、筋力や筋持久力を改善するための重要な方法です。

一方、歩行や自転車などの有酸素運動は、全身持久力の改善に役立ちます。

ただし、すべての方に同じ運動を行えばよいわけではありません。

歩行を続けると息切れが強くなる場合、単純に歩く距離を増やすことが適切とは限りません。

心疾患や呼吸器疾患、貧血などが関係している可能性もあるため、必要に応じて医学的な確認が必要です。

医療機関でのリハビリでは、心拍数や血圧、SpO₂、自覚的運動強度などを確認しながら、運動負荷を設定することもあります。

大切なのは、筋力トレーニングか有酸素運動かという二者択一ではありません。

その方が行いたい動作に対して、何が制限になっているのか。

そこを確認したうえで、必要な運動を考えることです。

筋力の数値だけで、日常生活は判断できない

身体を評価するとき、筋力は大切な情報です。

しかし、筋力の数値だけで、その方がどのような生活を送れるのかまで判断することはできません。

一度立ち上がれること。

繰り返し立ち上がれること。

短い距離を歩けること。

長い距離を歩き続けられること。

それぞれ必要となる身体機能は異なります。

整体でも、筋力や関節の動き、痛みの状態などを確認します。

必要に応じて筋膜リリースなどの施術を行うこともあります。

ただし、身体を整えることだけではなく、普段どの程度歩いているのか、どのような動作で困っているのかを確認することも大切です。

例えば、買い物へ行きたい方であれば、店まで歩けるだけでなく、店内を移動して帰ってこられるかという点も考える必要があります。

筋力があるかどうか。

その筋力を使って何ができるのか。

そして、その動作をどれくらい続けられるのか。

筋力の改善だけを目的にするのではなく、その先の日常生活まで確認する。

私は、そこまで含めて身体を評価することを大切にしています。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体

血糖値が高いとき、リハビリは中止するべきなのか? リハビリでは、患者様の身体機能を改善するために、歩行練習や筋力トレーニング、有酸素運動などを行います。 しかし、運動量を増やせば増やすほど、身体が回復するわけではありません。 特に糖尿病によって高血糖の状態にある患者様では、運動負荷を慎重に判断する必要があります。 病院勤務時代、高血糖によって入院される患者様を担当する機会がありました。 その中で私が疑問に感じていたのが、リハビリでは運動を制限する一方で、日常生活では患者様自身に移動を任せていることがあるという点です。 血糖値が高いとき、どこまで運動していいのか 糖尿病の患者様にとって、適切な運動は血糖管理や身体機能の維持に役立ちます。 しかし、血糖値が高い状態であれば、積極的に運動を行えばいいというものではありません。 まず確認するのは、現在の血糖値と全身状態です。 血糖値が200mg/dLを超えている場合でも、それだけで運動をすべて中止するわけではありません。 一方で、著しい高血糖や脱水、ケトン体の増加などが疑われる場合には、運動によって状態が悪化する可能性もあります。 そのため、数値だけで判断するのではなく、医師の指示や施設の基準、患者様の状態を踏まえて運動の可否を決める必要があります。 私自身、病院勤務時代には、血糖値が高い患者様に対して、積極的な歩行練習や有酸素運動を控えることがありました。 運動が可能と判断された場合でも、最初から負荷を増やすのではなく、ベッド周囲での軽い体操や関節可動域を維持する運動など、その日の状態に合わせた内容を考えていました。 ただし、軽い運動なら必ず安全というわけではありません。全身状態によっては安静を優先する必要があります。 大切なのは、運動をするか、しないかという二択ではなく、今の身体にどの程度の負荷が適切なのかを判断することです。 リハビリでは歩かせないのに、トイレには歩いて行く ここで、私が臨床の中で疑問に感じていたことがあります。 高血糖のため、リハビリでは積極的な歩行練習を控えることがあります。 ところが、病棟での生活を見ると、患者様が自分でトイレまで歩いている場合があります。 リハビリでは身体への負荷を考えて歩行を制限しているのに、日常生活では歩いて移動している。 もちろん、歩行練習とトイレへの移動では、目的も運動量も異なります。 しかし、リハビリで危険性を考慮しているのであれば、日常生活での移動についても同じように確認する必要があるのではないでしょうか。 例えば、トイレまでどのくらいの距離があるのか、歩行中にふらつきはないのか、移動後に強い疲労が出ていないのか。 本人が歩けるからといって、すべてを任せてよいとは限りません。 必要であれば、見守りや介助を検討することもあります。 私は、リハビリで運動を制限する判断をしたのであれば、その理由を病棟スタッフとも共有し、日常生活で必要な移動についても考えるべきだと思っています。 安静にすることと、身体を動かさないことは同じではない 高血糖の患者様に対して、運動を控えるように伝えることがあります。 しかし、安静が必要だからといって、身体機能の維持を考えなくてよいわけではありません。 入院生活では、活動量が減少することで筋力や体力が低下することがあります。 だからこそ、全身状態が許す範囲で、身体機能を維持する方法を考える必要があります。 例えば、積極的な歩行練習が難しい場合でも、医療的に運動が許可されていれば、ベッド周囲での軽い運動や関節可動域を維持する練習を検討できます。 一方で、状態が不安定なときには、無理に身体を動かす必要はありません。 ここで重要なのは、運動を制限する理由を明確にすることです。 なぜ今日は歩行練習を控えるのか。 どのような状態になれば運動を再開できるのか。 日常生活ではどこまで動いてよいのか。 こうしたことを整理しておかなければ、リハビリと病棟生活で判断が異なってしまう可能性があります。 血糖値が落ち着いてから、運動負荷を増やしていく 血糖値や全身状態が落ち着き、運動を行える状態になれば、徐々に運動負荷を増やしていくことができます。 歩行練習の距離を伸ばしたり、自転車エルゴメーターを使った有酸素運動を取り入れたりすることもあります。 ただし、最初から長時間の運動を行う必要はありません。 運動前後の血糖値や身体の反応、疲労の程度などを確認しながら、少しずつ負荷を調整していきます。 また、糖尿病の患者様では、使用している薬剤によって運動中や運動後に低血糖が起こる場合もあります。 そのため、運動を始める前の血糖値だけではなく、運動後の状態にも注意が必要です。 私が大切だと考えているのは、血糖値が高いから運動をしない、落ち着いたから急に運動量を増やす、という単純な判断をしないことです。 患者様の状態は日によって変わります。 その変化に合わせて運動内容を調整することが、リハビリでは必要になります。 運動量を増やすことだけが、リハビリではない リハビリというと、歩く距離を伸ばすことや筋力を高めることに目が向きやすくなります。 しかし、身体の状態によっては、運動負荷を減らす判断も必要です。 そして、負荷を減らす場合でも、日常生活でどの程度の活動が必要なのかを考えなければなりません。 今回のように、高血糖によって積極的な運動を控える場合であっても、患者様にはトイレへの移動など、生活上必要な動作があります。 そのため、リハビリの時間だけを見て運動量を判断するのではなく、病棟でどのように過ごしているのかまで確認する必要があります。 運動を控えるのであれば、その理由を説明する。 必要な移動があるのであれば、安全に行える方法を考える。 身体の状態が落ち着いてきたのであれば、段階的に運動負荷を増やしていく。 このように、患者様の状態に合わせて判断を変えていくことが重要です。 運動をたくさん行うことが、必ずしも良いリハビリとは限りません。 今の身体に必要な運動量を考え、負荷を増やすときも、減らすときも、その理由を説明できること。 そして、リハビリの時間だけではなく、患者様の日常生活まで含めて考えること。 それが、専門職として大切な役割だと私は考えています。 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

血糖値が高いとき、リハビリは中止するべきなのか? リハビリでは、患者様の身体機能を改善するために、歩行練習や筋力トレーニング、有酸素運動などを行います。 しかし、運動量を増やせば増やすほど、身体が回復するわけではありません。 特に糖尿病によって高血糖の状態にある患者様では、運動負荷を慎重に判断する必要があります。 病院勤務時代、高血糖によって入院される患者様を担当する機会がありました。 その中で私が疑問に感じていたのが、リハビリでは運動を制限する一方で、日常生活では患者様自身に移動を任せていることがあるという点です。 血糖値が高いとき、どこまで運動していいのか 糖尿病の患者様にとって、適切な運動は血糖管理や身体機能の維持に役立ちます。 しかし、血糖値が高い状態であれば、積極的に運動を行えばいいというものではありません。 まず確認するのは、現在の血糖値と全身状態です。 血糖値が200mg/dLを超えている場合でも、それだけで運動をすべて中止するわけではありません。 一方で、著しい高血糖や脱水、ケトン体の増加などが疑われる場合には、運動によって状態が悪化する可能性もあります。 そのため、数値だけで判断するのではなく、医師の指示や施設の基準、患者様の状態を踏まえて運動の可否を決める必要があります。 私自身、病院勤務時代には、血糖値が高い患者様に対して、積極的な歩行練習や有酸素運動を控えることがありました。 運動が可能と判断された場合でも、最初から負荷を増やすのではなく、ベッド周囲での軽い体操や関節可動域を維持する運動など、その日の状態に合わせた内容を考えていました。 ただし、軽い運動なら必ず安全というわけではありません。全身状態によっては安静を優先する必要があります。 大切なのは、運動をするか、しないかという二択ではなく、今の身体にどの程度の負荷が適切なのかを判断することです。 リハビリでは歩かせないのに、トイレには歩いて行く ここで、私が臨床の中で疑問に感じていたことがあります。 高血糖のため、リハビリでは積極的な歩行練習を控えることがあります。 ところが、病棟での生活を見ると、患者様が自分でトイレまで歩いている場合があります。 リハビリでは身体への負荷を考えて歩行を制限しているのに、日常生活では歩いて移動している。 もちろん、歩行練習とトイレへの移動では、目的も運動量も異なります。 しかし、リハビリで危険性を考慮しているのであれば、日常生活での移動についても同じように確認する必要があるのではないでしょうか。 例えば、トイレまでどのくらいの距離があるのか、歩行中にふらつきはないのか、移動後に強い疲労が出ていないのか。 本人が歩けるからといって、すべてを任せてよいとは限りません。 必要であれば、見守りや介助を検討することもあります。 私は、リハビリで運動を制限する判断をしたのであれば、その理由を病棟スタッフとも共有し、日常生活で必要な移動についても考えるべきだと思っています。 安静にすることと、身体を動かさないことは同じではない 高血糖の患者様に対して、運動を控えるように伝えることがあります。 しかし、安静が必要だからといって、身体機能の維持を考えなくてよいわけではありません。 入院生活では、活動量が減少することで筋力や体力が低下することがあります。 だからこそ、全身状態が許す範囲で、身体機能を維持する方法を考える必要があります。 例えば、積極的な歩行練習が難しい場合でも、医療的に運動が許可されていれば、ベッド周囲での軽い運動や関節可動域を維持する練習を検討できます。 一方で、状態が不安定なときには、無理に身体を動かす必要はありません。 ここで重要なのは、運動を制限する理由を明確にすることです。 なぜ今日は歩行練習を控えるのか。 どのような状態になれば運動を再開できるのか。 日常生活ではどこまで動いてよいのか。 こうしたことを整理しておかなければ、リハビリと病棟生活で判断が異なってしまう可能性があります。 血糖値が落ち着いてから、運動負荷を増やしていく 血糖値や全身状態が落ち着き、運動を行える状態になれば、徐々に運動負荷を増やしていくことができます。 歩行練習の距離を伸ばしたり、自転車エルゴメーターを使った有酸素運動を取り入れたりすることもあります。 ただし、最初から長時間の運動を行う必要はありません。 運動前後の血糖値や身体の反応、疲労の程度などを確認しながら、少しずつ負荷を調整していきます。 また、糖尿病の患者様では、使用している薬剤によって運動中や運動後に低血糖が起こる場合もあります。 そのため、運動を始める前の血糖値だけではなく、運動後の状態にも注意が必要です。 私が大切だと考えているのは、血糖値が高いから運動をしない、落ち着いたから急に運動量を増やす、という単純な判断をしないことです。 患者様の状態は日によって変わります。 その変化に合わせて運動内容を調整することが、リハビリでは必要になります。 運動量を増やすことだけが、リハビリではない リハビリというと、歩く距離を伸ばすことや筋力を高めることに目が向きやすくなります。 しかし、身体の状態によっては、運動負荷を減らす判断も必要です。 そして、負荷を減らす場合でも、日常生活でどの程度の活動が必要なのかを考えなければなりません。 今回のように、高血糖によって積極的な運動を控える場合であっても、患者様にはトイレへの移動など、生活上必要な動作があります。 そのため、リハビリの時間だけを見て運動量を判断するのではなく、病棟でどのように過ごしているのかまで確認する必要があります。 運動を控えるのであれば、その理由を説明する。 必要な移動があるのであれば、安全に行える方法を考える。 身体の状態が落ち着いてきたのであれば、段階的に運動負荷を増やしていく。 このように、患者様の状態に合わせて判断を変えていくことが重要です。 運動をたくさん行うことが、必ずしも良いリハビリとは限りません。 今の身体に必要な運動量を考え、負荷を増やすときも、減らすときも、その理由を説明できること。 そして、リハビリの時間だけではなく、患者様の日常生活まで含めて考えること。 それが、専門職として大切な役割だと私は考えています。

身体を回復させるためには、運動が必要だと考える方も多いと思います。

歩く距離を伸ばす。

筋力トレーニングをする。

有酸素運動を続ける。

しかし、運動量を増やせば増やすほど、身体が良くなるわけではありません。

身体の状態によっては、運動負荷を減らすことや、一時的に運動を控えることも必要です。

以前、病院で高血糖によって入院されている患者様を担当したとき、このことを考える経験がありました。

血糖値が高いとき、どこまで運動していいのか

糖尿病の患者様にとって、適切な運動は血糖管理や身体機能の維持に役立ちます。

しかし、血糖値が高い状態であれば、積極的に運動すればいいというものではありません。

まず確認するのは、現在の血糖値と全身状態です。

血糖値が200mg/dLを超えている場合でも、それだけで運動をすべて中止するわけではありません。

一方で、著しい高血糖や脱水、ケトン体の増加などが疑われる場合には、運動によって状態が悪化する可能性もあります。

そのため、医師の指示や施設の基準、患者様の状態を踏まえて判断する必要があります。

私自身、病院勤務時代には、血糖値が高い患者様に対して積極的な歩行練習や有酸素運動を控えることがありました。

運動が許可されている場合には、ベッド周囲での軽い体操や関節可動域を維持する運動など、その日の状態に合わせて内容を考えていました。

ただし、軽い運動なら必ず安全というわけではありません。

全身状態が不安定な場合には、安静を優先する必要があります。

リハビリでは歩かないのに、トイレには歩いて行く

ここで、私が臨床の中で疑問に感じていたことがあります。

高血糖のため、リハビリでは積極的な歩行練習を控えることがあります。

ところが病棟では、患者様が自分でトイレまで歩いていることがありました。

リハビリでは身体への負荷を考えて歩行を制限している。

しかし、日常生活では歩いて移動している。

もちろん、歩行練習とトイレへの移動では、目的も運動量も違います。

そのため、両者の判断が必ずしも矛盾するわけではありません。

ただ、リハビリで運動を制限する理由があるのであれば、日常生活での移動についても確認する必要があるのではないか。

私はそう考えていました。

トイレまでの距離はどのくらいあるのか。

歩行中にふらつきはないのか。

移動後に強い疲労が出ていないか。

本人が歩けるからといって、すべてを任せてよいとは限りません。

必要であれば、見守りや介助を検討することもあります。

だからこそ、運動を制限する理由や日常生活での注意点を、病棟スタッフとも共有することが必要です。

安静にすることと、身体機能を考えないことは違う

高血糖によって運動を控える必要がある場合でも、身体機能の維持について考えることは大切です。

入院生活では、活動量が減ることで筋力や体力が低下することがあります。

そのため、医療的に運動が許可されているのであれば、現在の状態に合わせた運動を検討します。

例えば、

ベッド周囲での軽い体操。

関節可動域を維持する練習。

必要な日常生活動作の確認。

ただし、状態が不安定なときに無理に運動する必要はありません。

重要なのは、運動を制限する理由を明確にすることです。

なぜ今日は歩行練習を控えるのか。

どのような状態になれば運動を再開できるのか。

日常生活ではどこまで動いてよいのか。

そこまで整理することで、リハビリと病棟生活の両方を考えられます。

身体の状態が落ち着いたら、段階的に運動負荷を増やす

血糖値や全身状態が落ち着き、運動を行える状態になれば、徐々に負荷を増やしていくことができます。

歩行距離を伸ばす。

自転車エルゴメーターを使う。

筋力トレーニングを取り入れる。

ただし、最初から長時間の運動を行う必要はありません。

運動前後の血糖値や身体の反応、疲労の程度などを確認しながら調整します。

また、糖尿病の治療に使用している薬剤によっては、運動中や運動後に低血糖が起こることもあります。

そのため、運動前の数値だけではなく、運動後の状態にも注意が必要です。

血糖値が高いから運動をしない。落ち着いたから急に運動量を増やす。

そのような単純な判断ではなく、その日の状態に合わせて考えることが必要です。

運動量を増やすことだけが、身体を整える方法ではない

これは、日常生活での運動や整体にもつながる考え方です。

身体を良くするために、運動を増やすことが必要な場合もあります。

一方で、すでに身体へ負担をかけすぎているのであれば、運動量を減らすことが必要な場合もあります。

施術では、身体の動きや痛みの状態を確認し、必要に応じて筋膜リリースなどを行うこともあります。

しかし、施術だけではなく、普段どのくらい身体を動かしているのかを確認することも大切です。

仕事で長時間立っている。

毎日かなりの距離を歩いている。

趣味のスポーツを続けている。

そのような方に対して、さらに運動を増やすことが適切とは限りません。

反対に、活動量が少ない方であれば、身体の状態に合わせて少しずつ動くことが必要な場合もあります。

今回の高血糖の患者様についても、重要だったのは運動を増やすか減らすかという単純な判断ではありませんでした。

今の身体に、どの程度の負荷が必要なのか。

そして、リハビリの時間だけではなく、日常生活でどの程度身体を動かしているのか。

そこまで確認することが必要でした。

身体を整えるためには、運動量を増やすことだけではなく、必要に応じて減らすことも考える。

私は、その判断も大切にしています。

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杖なしで歩けることが、本当にリハビリの目標なのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

杖なしで歩けることが、本当にリハビリの目標なのか?

 

リハビリでは、患者様が何を目標にしているのかを確認します。

「杖を使わずに歩きたい」

「一人で外出したい」

「元の生活に戻りたい」

人によって希望は違います。

しかし、本人が希望している動作をそのまま達成することが、本当にその人の目的につながるのでしょうか。

以前、脳卒中後の男性を担当したとき、このことを考える経験がありました。

息子の結婚式に、自分の足で出席したい

この方は、過去にも脳卒中を経験されていました。

最初の発症では比較的順調に回復し、約1か月で退院されています。

しかし、2回目の発症では身体の状態が大きく変わりました。

手足の麻痺に加えて、特にバランス能力の低下が目立っていました。

最初は立つことにも介助が必要でしたが、リハビリを続ける中で徐々に歩けるようになっていきました。

そして、この方には明確な希望がありました。

「息子の結婚式に歩いて出たいんじゃ」

できれば杖を使わず、自分の足で歩いて出席したいということでした。

私は、その希望を大切にしながらリハビリを進めました。

杖なしで歩けても、転倒の危険性が残っていた

リハビリによって歩行能力は改善しました。

しかし、バランス能力が完全に回復したわけではありません。

杖なしで歩くことができたとしても、ふらつきによって転倒する危険性が残っていました。

そこで私は、

この方が本当に実現したいことは何なのか。

もう一度考えました。

杖なしで歩くことも本人の希望です。

しかし、その先には息子の結婚式に出席したいという目的がありました。

もし杖を使わないことにこだわり、転倒してしまえば、結婚式への出席自体が難しくなる可能性もあります。

そこで私は、杖を使うことも提案しました。

もちろん、杖を使えば絶対に安全というわけではありません。

それでも、現在の歩行能力やバランス、転倒の危険性を確認しながら、目的を実現するための方法を考える必要があります。

本人の希望を否定することと、別の方法を提案することは違う

患者様が杖なしで歩きたいと希望しているときに、杖の使用を提案する。

それは、本人の希望を否定しているのでしょうか。

私はそうではないと考えています。

大切なのは、なぜ杖なしで歩きたいのかを確認することです。

杖を使わずに歩くこと自体が本人にとって大切なのか。

それとも、杖を使わずに歩くことで実現したい生活があるのか。

そこを確認することで、提案する内容も変わります。

専門職が一方的に方法を決めるのではありません。

本人の希望を聞いたうえで、身体機能や安全性を評価し、考えられる方法を一緒に整理することが必要です。

歩くことが、最終的な目的とは限らない

以前、仕事復帰を目標にしていた40代の男性にも関わりました。

下半身の運動障害があり、ロフストランド杖を使って歩けるところまでは回復しましたが、屋外を安定して歩くことには難しさが残っていました。

この方の場合も、歩行能力を元に戻すことだけが目的ではありませんでした。

仕事へ戻ることが目的でした。

そこで、車椅子や車での移動、他の人との役割分担などを組み合わせながら、仕事へ戻る方法を考えました。

身体を元に戻すことだけではなく、今ある身体で何ができるのか。

方法を変えればできることはないのか。

そこまで確認することが大切です。

「何ができるようになりたいか」の先を見る

整体でも、身体の状態を評価し、必要に応じて筋膜リリースなどの施術を行います。

痛みが軽くなった。

関節の動きが変わった。

以前より歩きやすくなった。

こうした身体の変化を確認することは必要です。

しかし、それだけでは十分ではありません。

例えば、膝の痛みがなくなったとして、その方は何をしたいのでしょうか。

旅行へ行きたいのか。

仕事を続けたいのか。

趣味を楽しみたいのか。

家族と外出したいのか。

身体を変えることと、その身体で実現したい生活は分けて考える必要があります。

今回の男性は、結婚式を迎える準備をして退院されました。

しかし、結婚式の直前に体調が急変し、亡くなられました。

結果として、結婚式に出席するという希望は実現しませんでした。

それでも、この方との関わりから、私は目標を考えるうえで大切なことを学びました。

本人が希望する動作を改善すること。

その動作を何のために行うのかを確認すること。

そして、本人が望む生活につながる方法を一緒に考えること。

「何ができるようになりたいのか」だけではなく、「それができるようになったら、何をしたいのか」。

身体を評価するときにも、この二つを大切にしています。

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施術で身体が変わっても、なぜ腰痛が残ることがあるのか? 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

施術で身体が変わっても、なぜ腰痛が残ることがあるのか?

整体で身体を施術すると、関節の動きや姿勢、身体の使い方に変化が出ることがあります。

施術前には難しかった前屈ができるようになる。

身体を動かせる範囲が広がる。

動作がスムーズになる。

しかし、本人からは、

「まだ痛みがあります」

と言われることがあります。

身体の動きが改善したことと、日常生活で困っている問題が解決したことは、必ずしも同じではありません。

以前、50代の男性を施術したとき、このことを考える経験がありました。

前屈できないほどの腰痛があった男性

この方は、身体を前にかがめると腰に強い痛みが出ていました。

最初は前屈すること自体が難しい状態でした。

そこで、腰だけではなく、普段の姿勢や身体全体の状態を確認しながら施術を進めました。

施術を重ねる中で、少しずつ身体の動きが変わっていきました。

前屈できる範囲も広がり、当初と比較すれば身体には改善が見られていました。

しかし、本人からは、

「まだ痛みがある」

という話が続いていました。

ここで私は、もう少し詳しく日常生活について確認することにしました。

本当に困っていたのは、朝の洗面所だった

話を聞いていくと、この方は朝起きたときに腰の痛みが強くなることが分かりました。

さらに確認すると、特に痛みが出ていたのは、朝起きて洗面所へ行き、身体を前にかがめるときでした。

最初に聞いていたのは、

「前屈すると腰が痛い」

という訴えです。

しかし、実際には一日中同じように痛いわけではありませんでした。

朝起きた直後の、特定の動作で強い痛みが出ていたのです。

同じ前屈動作でも、施術室で行う前屈と、朝起きて洗面所で行う前屈では条件が違います。

その違いを確認する必要がありました。

寝ている間の身体の状態はどうだったのか

朝起きたときに痛みが強いのであれば、睡眠中の身体の状態も考える必要があります。

長時間同じ姿勢が続いていたのか。

寝返りは十分にできていたのか。

枕や寝具は身体に合っていたのか。

そこで私は、枕を変えてみることも提案しました。

ただし、この方が実際に寝返りを十分にできていなかったのか、枕が腰痛に関係していたのかは分かりません。

あくまで、朝の痛みが強いという情報から考えた一つの可能性です。

重要なのは、痛みが出る動作だけではなく、その動作を行う前に身体がどのような状態だったのかを確認することです。

長時間座っていることも確認した

この方は仕事で出張することがあり、移動中など長時間座っていることが多い方でした。

長い時間同じ姿勢で座っていれば、腰や骨盤周囲に負担がかかることもあります。

そこで、可能な範囲で途中に立ち上がることや、姿勢を変えることを伝えました。

もちろん、仕事の都合で自由に動けないこともあります。

しかし、日常生活で同じ負担を繰り返しているのであれば、施術だけでは変えられない部分もあります。

身体を整えること。

そして、普段の身体の使い方や生活環境を確認すること。

この両方が必要になる場合があります。

施術前後の変化だけで判断しない

整体では、施術前後の身体の状態を確認します。

前屈できる範囲。

痛みが出る角度。

関節の動き。

姿勢や身体の使い方。

必要に応じて筋膜リリースなども行い、最初にあった症状や動作がどう変わったのかを再評価します。

こうした確認は大切です。

しかし、施術室で前屈できるようになったからといって、朝の洗面所での痛みまで改善しているとは限りません。

だからこそ、

施術によって何が変わったのか。

日常生活では何がまだ変わっていないのか。

この二つを分けて確認する必要があります。

腰痛を改善するために、生活まで確認する

腰痛といっても、困っている場面は人によって違います。

朝起きたとき。

洗面所で前かがみになるとき。

長時間座ったあと。

仕事で身体を動かすとき。

同じ腰痛でも、痛みが出る状況が違えば、確認する内容も変わります。

今回の方も、前屈動作そのものには改善が見られていました。

しかし、本当に困っていた朝の洗面所での痛みは残っていました。

だからこそ、身体の動きが変わったことだけで施術を終わらせず、日常生活で何が起きているのかを確認する。

「どこが痛いのか」だけではなく、「いつ、どのような状況で痛いのか」。

そこまで確認しながら、その方に必要な施術やセルフケアを考えています。

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整体院・青体

痛みがあると、どうしても痛い場所に目が向きます。 肩が痛ければ肩、腰が痛ければ腰、膝が痛ければ膝を何とかしたいと考えるのは自然なことです。施術する側も、患者様から「ここが痛い」と言われれば、その場所を確認します。 ただ、臨床では痛みが出ている場所だけを見ていても、なかなか変わらないことがあります。 そこで考える必要があるのが、痛みが出ている場所は、身体の中で何を教えているのかということです。 痛い場所が、そのまま原因になる場合もある 例えば、転倒して身体をぶつけた、スポーツ中に捻ったなど、明確な外傷がある場合は、その場所自体が損傷して痛みにつながっていることがあります。 炎症が起きていれば、まずその状態を確認する必要があります。 一方で、特にぶつけたわけでも、捻ったわけでもないのに、いつの間にか肩や腰が痛くなっていることもあります。 こうした場合まで、「痛い場所に原因がある」と決めてしまうと、身体の状態を十分に捉えられないことがあります。 筋肉や筋膜への負担、身体の使い方、血流や神経への影響、疲労の蓄積など、さまざまな要素が関係する可能性があります。 だから私は、痛みのある場所を確認したうえで、なぜそこに負担がかかっているのかを身体全体から見ていきます。 肩が上がらない原因を、肩だけに求めない 以前、肩が上がりにくい50代の女性がいました。 当然、肩の動きは確認します。しかし、この方の場合、肩だけを見ていても十分ではありませんでした。 身体全体を確認すると、お腹周りから骨盤前面にかけて縮まるような状態がありました。 腕を途中まで上げるだけなら大きな問題はなくても、最後まで上げようとすると、肩だけが動けばいいわけではありません。身体全体の動きも必要になります。 この方の場合は、腕を上げるにつれて背中を反らす動きが加わったとき、身体の前側が十分に伸びにくくなっていました。 その状態で無理に腕を上げようとすると、肩周辺にさらに負担がかかります。 本人が感じているのは肩の痛みでも、肩だけを見ていては分からない部分があったということです。 腰痛でも、腰以外を見ることがある もう一つ、腰痛の方で印象に残っているケースがあります。 立った状態で身体を後ろへ反らそうとすると、腰に痛みが出ていました。 腰が痛いのであれば、腰の筋肉や関節を確認することは必要です。 ただ、この方の場合、私が気になったのは足元でした。 立った状態で身体を動かすとき、身体を支えているのは足です。その足元が不安定な状態で身体を後ろへ反らそうとすると、腰で動きを補うことがあります。 そこで足元を含めて身体を見直していくと、腰だけでは説明できなかった部分が見えてきました。 このように、同じ「痛み」でも、身体の中で起きていることは人によって違います。 だから、腰痛にはこの施術、肩痛にはこの施術と、痛みの場所だけから方法を決めることはできません。 私が見ているのは、どこを変えると痛みが変わるのか 身体を評価するとき、私は全体のつながりを見ています。 歩き方や立ち方、身体の左右差、関節の動きなどを確認しながら、どこに触れたとき、どの動きを変えたときに、最初にあった痛みや動きに変化が出るのかを確認します。 肩が痛い人の腹部や骨盤周囲を見ることもあれば、腰が痛い人の足元を見ることもあります。 重要なのは、「ここが原因だ」と最初から決めることではありません。 実際に身体を変化させ、最初にあった症状や動作をもう一度確認することです。 変化がなければ、別の可能性を考えます。 変化があれば、なぜその場所を変えることで元の症状が変わったのかを考えます。 この評価と再評価を繰り返すことで、痛みが出ている場所だけを追いかけるよりも、その人の身体で何が起きているのかが少しずつ見えてきます。 痛みそのものが、すべて悪いわけではない もう一つ考えておきたいのが、痛みの役割です。 痛みがあれば、誰でも早くなくしたいと思います。しかし痛みは、身体に何かが起きていることを知らせるサインでもあります。 疲労がたまっているのかもしれませんし、同じ場所へ負担をかけ続けているのかもしれません。身体の使い方や日常生活そのものを見直す必要がある場合もあります。 それを痛みだけ消そうとして、身体から出ているサインを無視し続ければ、同じ負担を繰り返すことがあります。 だから私は、痛みをなくすことだけではなく、なぜ身体がその場所に痛みを出しているのかを見ることが大切だと考えています。 施術だけでは変えられない部分もある 身体を施術することで変えられることはあります。 しかし、日常生活まで施術者が代わりに変えることはできません。 座っている時間が長いのであれば、途中で身体を動かす必要があるかもしれません。身体の使い方に負担があるのであれば、セルフケアや運動を続ける必要があるかもしれません。 仕事や生活の中に身体へ負担をかけ続ける要因があるのであれば、そこにも目を向ける必要があります。 施術を受けているだけで、すべてを施術者に任せるのではなく、自分自身で変えなければならない部分もあります。 これは身体だけの話ではないと、私は思っています。 問題が起きたとき、目の前に出ているものだけを何とかしようとするのではなく、なぜ今この状態になっているのかという現実を見ること。 身体であれば、痛い場所だけを見るのではなく、身体全体や生活まで見る。 そして自分で変えられる部分があるのであれば、そこに向き合っていく。 本当は乗り越える力があるのに、目の前に出ている痛みだけを見続けてしまうのは、もったいないことだと思います。 痛みは、ただ邪魔なものとして現れているのではなく、今の身体を見直すきっかけになることもあります。 だからこそ私は、「どこが痛いのか」だけではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか」まで見る。 そこから施術も、セルフケアも、日常生活も考えていくことが大切だと考えています。 ⸻ 身体について学び、いろいろ試してきても、なぜか自分自身の不調には対処しきれない。 身体の不調の背景には何があるのか。 人と深く関わる仕事をしている人自身が、不調を抱えるのはなぜなのか。 こうした疑問について、無料ステップメールでお伝えしています。 気になる方は、続きを読んでみてください。 150 150 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

痛みがあると、どうしても痛い場所に目が向きます。 肩が痛ければ肩、腰が痛ければ腰、膝が痛ければ膝を何とかしたいと考えるのは自然なことです。施術する側も、患者様から「ここが痛い」と言われれば、その場所を確認します。 ただ、臨床では痛みが出ている場所だけを見ていても、なかなか変わらないことがあります。 そこで考える必要があるのが、痛みが出ている場所は、身体の中で何を教えているのかということです。 痛い場所が、そのまま原因になる場合もある 例えば、転倒して身体をぶつけた、スポーツ中に捻ったなど、明確な外傷がある場合は、その場所自体が損傷して痛みにつながっていることがあります。 炎症が起きていれば、まずその状態を確認する必要があります。 一方で、特にぶつけたわけでも、捻ったわけでもないのに、いつの間にか肩や腰が痛くなっていることもあります。 こうした場合まで、「痛い場所に原因がある」と決めてしまうと、身体の状態を十分に捉えられないことがあります。 筋肉や筋膜への負担、身体の使い方、血流や神経への影響、疲労の蓄積など、さまざまな要素が関係する可能性があります。 だから私は、痛みのある場所を確認したうえで、なぜそこに負担がかかっているのかを身体全体から見ていきます。 肩が上がらない原因を、肩だけに求めない 以前、肩が上がりにくい50代の女性がいました。 当然、肩の動きは確認します。しかし、この方の場合、肩だけを見ていても十分ではありませんでした。 身体全体を確認すると、お腹周りから骨盤前面にかけて縮まるような状態がありました。 腕を途中まで上げるだけなら大きな問題はなくても、最後まで上げようとすると、肩だけが動けばいいわけではありません。身体全体の動きも必要になります。 この方の場合は、腕を上げるにつれて背中を反らす動きが加わったとき、身体の前側が十分に伸びにくくなっていました。 その状態で無理に腕を上げようとすると、肩周辺にさらに負担がかかります。 本人が感じているのは肩の痛みでも、肩だけを見ていては分からない部分があったということです。 腰痛でも、腰以外を見ることがある もう一つ、腰痛の方で印象に残っているケースがあります。 立った状態で身体を後ろへ反らそうとすると、腰に痛みが出ていました。 腰が痛いのであれば、腰の筋肉や関節を確認することは必要です。 ただ、この方の場合、私が気になったのは足元でした。 立った状態で身体を動かすとき、身体を支えているのは足です。その足元が不安定な状態で身体を後ろへ反らそうとすると、腰で動きを補うことがあります。 そこで足元を含めて身体を見直していくと、腰だけでは説明できなかった部分が見えてきました。 このように、同じ「痛み」でも、身体の中で起きていることは人によって違います。 だから、腰痛にはこの施術、肩痛にはこの施術と、痛みの場所だけから方法を決めることはできません。 私が見ているのは、どこを変えると痛みが変わるのか 身体を評価するとき、私は全体のつながりを見ています。 歩き方や立ち方、身体の左右差、関節の動きなどを確認しながら、どこに触れたとき、どの動きを変えたときに、最初にあった痛みや動きに変化が出るのかを確認します。 肩が痛い人の腹部や骨盤周囲を見ることもあれば、腰が痛い人の足元を見ることもあります。 重要なのは、「ここが原因だ」と最初から決めることではありません。 実際に身体を変化させ、最初にあった症状や動作をもう一度確認することです。 変化がなければ、別の可能性を考えます。 変化があれば、なぜその場所を変えることで元の症状が変わったのかを考えます。 この評価と再評価を繰り返すことで、痛みが出ている場所だけを追いかけるよりも、その人の身体で何が起きているのかが少しずつ見えてきます。 痛みそのものが、すべて悪いわけではない もう一つ考えておきたいのが、痛みの役割です。 痛みがあれば、誰でも早くなくしたいと思います。しかし痛みは、身体に何かが起きていることを知らせるサインでもあります。 疲労がたまっているのかもしれませんし、同じ場所へ負担をかけ続けているのかもしれません。身体の使い方や日常生活そのものを見直す必要がある場合もあります。 それを痛みだけ消そうとして、身体から出ているサインを無視し続ければ、同じ負担を繰り返すことがあります。 だから私は、痛みをなくすことだけではなく、なぜ身体がその場所に痛みを出しているのかを見ることが大切だと考えています。 施術だけでは変えられない部分もある 身体を施術することで変えられることはあります。 しかし、日常生活まで施術者が代わりに変えることはできません。 座っている時間が長いのであれば、途中で身体を動かす必要があるかもしれません。身体の使い方に負担があるのであれば、セルフケアや運動を続ける必要があるかもしれません。 仕事や生活の中に身体へ負担をかけ続ける要因があるのであれば、そこにも目を向ける必要があります。 施術を受けているだけで、すべてを施術者に任せるのではなく、自分自身で変えなければならない部分もあります。 これは身体だけの話ではないと、私は思っています。 問題が起きたとき、目の前に出ているものだけを何とかしようとするのではなく、なぜ今この状態になっているのかという現実を見ること。 身体であれば、痛い場所だけを見るのではなく、身体全体や生活まで見る。 そして自分で変えられる部分があるのであれば、そこに向き合っていく。 本当は乗り越える力があるのに、目の前に出ている痛みだけを見続けてしまうのは、もったいないことだと思います。 痛みは、ただ邪魔なものとして現れているのではなく、今の身体を見直すきっかけになることもあります。 だからこそ私は、「どこが痛いのか」だけではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか」まで見る。 そこから施術も、セルフケアも、日常生活も考えていくことが大切だと考えています。 ⸻ 身体について学び、いろいろ試してきても、なぜか自分自身の不調には対処しきれない。 身体の不調の背景には何があるのか。 人と深く関わる仕事をしている人自身が、不調を抱えるのはなぜなのか。 こうした疑問について、無料ステップメールでお伝えしています。 気になる方は、続きを読んでみてください。

 

肩が痛ければ肩。

腰が痛ければ腰。

膝が痛ければ膝。

痛みがある場所を何とかしたいと考えるのは自然なことです。

施術する側も「ここが痛い」と言われれば、まずその場所を確認します。

ただ、臨床では痛みが出ている場所だけを見ていても、なかなか変わらないことがあります。

だから私は、

「どこが痛いのか」

だけではなく、

「なぜそこに痛みが出ているのか」

を身体全体から確認します。

痛い場所そのものに問題がある場合もある

転倒して身体をぶつけた。

スポーツ中に捻った。

こうした明確な外傷があれば、その場所自体が損傷して痛みにつながっていることがあります。

炎症が起きていれば、その状態を確認することも必要です。

一方で、特にぶつけたり捻ったりしていないのに、いつの間にか肩や腰が痛くなることもあります。

その場合まで、

「痛い場所に原因がある」

と最初から決めることはできません。

筋肉や筋膜への負担。

関節の動き。

身体の使い方。

血流や神経への影響。

疲労の蓄積。

さまざまな可能性を考えながら身体を確認します。

肩が痛くても、肩だけを見るとは限らない

以前、肩が上がりにくい50代の女性がいました。

当然、肩の動きは確認します。

しかし身体全体を見ると、お腹周りから骨盤前面にかけて縮まるような状態がありました。

腕を途中まで上げるだけなら大きな問題がなくても、最後まで上げようとすれば肩だけが動けばいいわけではありません。

背中を反らすなど、身体全体の動きも加わります。

この方の場合、腕を上げていくときに身体の前側が十分に伸びにくく、その状態でさらに腕を上げようとしていました。

本人が感じているのは肩の痛みでも、肩だけを見ていては分からない部分があったのです。

腰痛で足元を見ることもある

腰痛でも同じです。

以前、立った状態で身体を後ろへ反らすと腰に痛みが出る方がいました。

腰の筋肉や関節を確認することは必要です。

ただ、この方で私が気になったのは足元でした。

立って身体を動かすとき、身体を支えているのは足です。

足元が不安定な状態で身体を後ろへ反らそうとすれば、腰で動きを補うこともあります。

そこで足元を含めて身体を見直していくと、腰だけでは説明できなかった部分が見えてきました。

大切なのは、最初の症状がどう変わったか

肩が痛い人の腹部や骨盤周囲を見る。

腰が痛い人の足元を見る。

だからといって、

「肩痛の原因はお腹です」

「腰痛の原因は足です」

と決めるわけではありません。

身体を確認し、必要に応じて筋膜リリースなども行いながら、最初にあった痛みや動作をもう一度確認します。

変わらなければ、別の可能性を考える。

変わったのであれば、なぜそこへの施術によって元の動きが変化したのかを考える。

評価と再評価を繰り返します。

痛みは身体を見直すきっかけにもなる

痛みは、できれば早くなくしたいものです。

ただ、痛みだけを消すことが目的になると、なぜ身体がその状態になったのかを見落とすことがあります。

長時間座り続けている。

同じ身体の使い方を繰り返している。

疲労が蓄積している。

日常生活の中に負担が続いている。

こうした部分は、施術者が代わりに変えることはできません。

施術によって身体を整える。

必要なセルフケアや運動を伝える。

そして、自分自身でも日常生活を見直していく。

「どこが痛いのか」だけではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか」。

痛みのある場所、身体全体の動き、そして普段の生活まで確認しながら、その方に必要な施術を考えています。

広島市西区横川町1丁目
整体院・青体