身体を良くするために、筋力トレーニングを続けている方もいらっしゃいます。
筋力をつけたい。
疲れにくい身体になりたい。
身体の柔軟性を高めたい。
目的は人によって異なります。
しかし、運動を続けていても、なかなか身体の硬さが変わらないことがあります。
今回は、普段から筋力トレーニングを続けていた40代の方の施術事例をご紹介します。
運動も睡眠も十分なのに、身体が緩まない
この方は、普段から筋力トレーニングに取り組んでいました。
睡眠もしっかり取れており、仕事やプライベートも充実していました。
舞台役者として活動することもあり、主役を務める機会もありました。
しかし、ご本人は身体が十分に緩まないことを気にされていました。
特に肩や腰の硬さ、首の疲労感が気になっていたようです。
運動不足というわけではありません。
睡眠時間が極端に短いわけでもありません。
では、身体のどこに問題があるのでしょうか。
肩や腰は、思っていたほど硬くなかった
実際に身体を確認すると、肩や腰そのものには、ご本人が感じているほどの硬さはありませんでした。
そこで、肩や腰だけではなく、身体全体の状態を確認しました。
骨盤や肩甲骨、首周りの位置や動きを確認しながら調整すると、身体の緊張は徐々に緩んでいきました。
しかし、さらに気になった場所がありました。
それが、手首から肘にかけての硬さです。
特に左側に強い緊張が見られました。
手首から肘への施術で、首や肩、背中まで変化した
そこで、手首から肘にかけて施術を行いました。
すると、それまでの調整に加えて、首や肩、背中の緩みにさらに変化が見られました。
ご本人も、その変化を自覚されていました。
この事例で大切なのは、肩や腰に硬さを感じているからといって、その場所だけを施術すればよいとは限らないということです。
身体は、それぞれの部位が独立して動いているわけではありません。
腕を動かすときには、手首や肘、肩甲骨なども関係します。
身体の一部の緊張や動きが変わることで、別の場所の動きや緊張に変化が出ることもあります。
ただし、今回の変化だけで、手首や肘が肩や腰の硬さの唯一の原因だったと断定することはできません。
重要なのは、実際に身体を確認し、施術によってどのような変化が出たのかを評価することです。
筋力があることと、身体が緩むことは違う
筋力トレーニングは、筋力を高めるために重要な運動です。
しかし、筋力があることと、身体の柔軟性や緊張の状態は同じではありません。
筋力が十分にあっても、関節の動きが制限されている場合があります。
反対に、柔軟性があっても、必要な筋力が不足している場合もあります。
また、身体の硬さには、筋肉や関節だけでなく、普段の身体の使い方や疲労、心理的な緊張など、さまざまな要素が関係する可能性があります。
そのため、
「身体が硬いから、もっとストレッチをする」
「身体が疲れるから、もっと筋力をつける」
と単純に決めることはできません。
大切なのは、今の身体に何が必要なのか
今回の方は、運動をしていなかったわけではありません。
むしろ、普段から身体を動かしていました。
それでも身体の硬さが気になっていました。
だからこそ、さらに運動量を増やすのではなく、まず現在の身体の状態を確認する必要がありました。
肩や腰の硬さを訴えていても、実際には手首から肘にかけて強い緊張が見られることがあります。
そして、その部分への施術によって、首や肩、背中の状態が変化することもあります。
運動を頑張ることと、今の身体に必要なことを行うことは、必ずしも同じではありません。
私は、痛みや硬さを感じている場所だけではなく、身体全体の動きや緊張を確認しながら施術を考えています。
広島市西区横川町1丁目
整体院・青体