このブログの責任者の
渡邊 裕之とは
人間本来の自然治癒力を戻し自由な身体づくりを目指し、心と身体を元気にする
これをビジョンに筋膜リリースを主軸とし、身体の骨格調整や痛みの改善だけではなく、体を緩めることで、本来の自分に目を向けるスピチュアル整体をすることで、本人が進むべき判断や思考ができることをお手伝いしたいと日々思っています。
肩の痛み、背中のだるさ、背中の重み、腰痛、股関節痛、膝関節痛、ての痺れ、首の痛み、慢性痛でお困りの方に対してサポートをしたいと思っています
変わらないと思っている腰痛
今回のケースでは、慢性的な腰痛を訴える方が来院されました。症状としては、骨盤周りと左側の腰の付け根に痛みがあり、膝の外側には張り感があるとのことでした。歩行を観察すると、右足が外側にずれ、反り腰の姿勢が見られました。初めに足部の調整と骨盤周りのケアを行い、内転筋やハムストリングスの硬さを筋膜整体で緩めましたが、改善は限定的でした。
臀部をさらに柔らかくする施術を試みても変化が少なかったため、次に足の腓骨の調整を行いました。すると腰痛が軽減され、さらに詳しく話を伺う中で、左足の脛の骨を削る手術を受けた過去があることが判明しました。問診時には思い出されなかったこの情報が、症状の改善の鍵となったのです。
脛や腓骨周辺が硬くなると、腓骨下部の外果と呼ばれる部分に負担がかかります。この部分には腱が走行しており、それが硬くなると動きが引っかかり、股関節や骨盤周りの筋膜をさらに硬化させます。この連鎖的な影響が腰痛を引き起こしていました。
施術を通じて体の硬さを改善すると同時に、過去の怪我に伴う恐怖心について話していただくことで、心の制限も解放されました。結果として、「以前のように体が動くようになった」と喜ばれました。
身体と心の繋がりに目を向ける
このケースは、体の一部の硬さや過去の怪我が、全身の繋がりを通じて長期的に痛みを引き起こすことを示しています。身体は驚くほど精密に作られており、感情や思い込みが筋膜や身体に深く影響を与えることがあります。「前のように動けないのではないか」という恐怖や思い込みは、筋膜をさらに硬くし、体の制限を強化してしまいます。
そこで大切なのは、自分の体にしっかりと目を向け、丁寧にケアをしていくことです。体の一部が硬くなることで全身のバランスが崩れ、痛みとして現れることを理解することが重要です。また、感情や記憶が体に刻まれていることを知り、それを解放していくことが回復への鍵となります。
特に今回のように過去の怪我や体験が痛みの根本にある場合、その体験について話し、心の中に蓄積された恐怖を解放することで、身体も心も軽くなるのです。施術を通じて体の硬さを取り除くだけでなく、患者さん自身が自分の体を理解し、大切にするプロセスが回復の道を拓きます。
体は常に全身で繋がり合い、感情とも深く結びついています。そのため、痛みの原因を探るときには、単なる物理的な要因だけでなく、心や過去の経験にも目を向けることが必要です。丁寧に体を整えながら心も解放することで、本来の動きや状態を取り戻すことができるのです。
今回のケースは、体と心の両方をケアすることの大切さを改めて教えてくれました。身体の一部に違和感を抱えている方は、ぜひ自分の体と向き合い、心の声にも耳を傾けてみてください。そこからきっと、新たな気づきや回復への糸口が見つかるはずです。
広島市 西区 横川町1丁目10-26-201 整体院青体