寒い時期にストレッチをすると、、、

寒い時期にストレッチをすると、、、

寒い時期にストレッチをすると、、、 640 427 広島県広島市西区にある筋膜リリース専門の整体院 青体-SEITAI-です。

寒波がやってきて、身体が重たくなった、硬くなったという方は多いと思います。私自身も本当に寒さに弱く、身体が硬くて動きずらいです。では、さっそくですが身体が硬いからストレッチをしようと思った方、急にすると余計に硬くなりますよ

その理由として、身体が硬いのに筋肉を伸ばそうとすると、身体は余計に反応します。どのような反応をするかというと、身体を引っ張ろうとすると、筋肉が傷ついてしまうので、伸ばそうとする力に抵抗するからです。では、何故このようなことが起きるかと言いますと、筋肉には粘弾性という性質があります。

弾性とはバネのような力のことです。バネは伸ばされると、それを引きもどそうとする力が働きます。伸ばされる力が大きいと、それを戻そうとする力も大きくなります。

筋肉の状態では
弾性が低いと、柔軟性が高くなる。
弾性が高いと、柔軟性は低くなる。

粘性とは、粘土のような可塑性を持つ物体の硬さになります。可塑性とは、力を加えた時に、力を加えた後にも形が変わる硬さのことを意味します。粘土は形を変えることができ、形を変えた後でも形はそのまま残ります。
粘土は勢いおく地面に叩きつけても平らになりませんが、ゆっくり力を与えて押しつぶすと平になります。
このように、速い速度の力に対しては抵抗性が増すという性質があります。

筋肉には、この粘性と弾性を合わせた性質があります。

筋肉は、温度が高いと粘弾性が高くなり、温度が低いと粘弾性が低くなります。
つまり温度が高いと筋肉が柔らかくなり、温度が低いと硬くなるといった状態になります。

このブログで言いたいのは、気温が寒いと筋肉が硬くなるので、それを無理に伸ばそうとしても、余計に反発するし、それに硬い状態で伸ばそうとしても良く伸びないということです。

なので、寒い中急にストレッチを行うよりも、まずは身体を温めてからストレッチをしましょうということが言いたいのです。

寒い中、動いてないのに、急に動かすと身体を痛めます

端的に述べると、寒いと筋肉は硬くなり、筋肉が硬い状態で急に筋肉を伸ばすようなストレッチを行うと筋肉を痛めてしまい、更に痛みを増悪させてしまうということを説明しました。
そして、この硬い状態でストレッチを行うとしてもストレッチの効果はあまりありません。伸びにくい状態で行ってもあまり効果はないからです。

しかし、冬などの寒い時期はストレッチは意味ないの?ストレッチはしなくてもいいの?
そういう訳ではありません。きちんとした知識と、適切な方法をすれば効果はあります。

●まずは大事なこと身体をしっかり暖めることです。
ランニングなどを急にするのではなく、まずはジョギングから初めていきましょう。そして、ジョギングで身体を暖めてから行いましょう。ジョギングの目安は10分程度も大丈夫です。

●ストレッチはゆっくり行うことです。
反動をつけてもストレッチはできるかだけやめましょう。反動をつけて、ここでの反動は身体を上下に動かしたり左右に動かしたりすることです。反動をつけるのではなく、伸びてきてこの辺が心地いいいなと思うところで止めましょう。筋肉は必要以上に伸ばそうとすると、筋腱移行部にそれ以上伸ばしてはいけいないという信号を送り伸ばすのを止めます。ですので、じわーっと伸ばす感覚で行いましょう。伸ばすところで15秒間止めていきます。それを2-3回します。ストレッチは長く時間をすればいいというのではないので、それならば、こまめにいろいろな場所をストレッチしてあげましょう。

●ジョギング以外で身体を暖めるにはお風呂
お風呂をつかった後にストレッチをすると効果的です。身体を暖めると筋肉が伸びやすい状態になりますので、その状態でストレッチを行うと効果的です。

まとめ
寒い時期こそ、身体をいたわりましょう。急にランニングをする、ゴルフをする、ストレッチをするなどはしないようにしましょう。まずはジョギングを行い、軽めのストレッチを行なってから身体は動かすようにしましょう。ストレッチはすればいいという訳はありません。