外反母趾は親がそうだから私もそう
外反母趾は加齢により筋力が低下してきたからなる
外反母趾は筋力低下や遺伝的な要素もありますがあまりそうとは言えません
お年寄りの80歳代の方でも外反母趾でない方もたくさんおられます
逆に若い方でも外反母趾の方はおられます
そうなれば筋力低下だけでのひとくくりにはならないと思います
いくら筋力が弱っているからもといえど、80代と20代30代の方では筋力の差は歴然です。それでも80代の方でも外反母趾になっていないとはどういうことでしょうか?
その答えは、歩く方によるものが大きな要因ではないかと思います。
足趾の変形があまり見られない方では、姿勢が良いですし、良く歩き、歩き方も安定しています。
つまり、生活週間=普段の歩き方に問題があることで、膝が痛くなったり、足趾の変形になったりが起きるのではないかと思っています
そこで、今回は歩き方について簡単な説明と、普段の歩き方があまり良い状態でないのであれば、良い歩き方につながる簡単な方法をご紹介いたします。
ここでの歩きかたは特に足の使い方を説明します
簡単にいうと、歩き方に問題がある方は、歩く時に足趾を上手に使っていません
なぜ、足趾を上手に使う必要があると言いますと、足を前に降り出すときに真っ直ぐに振り出すことで、身体が左右へぐらついたりせずに、目標へ向かって進みます。自分では真っ直ぐに足を振り出しているつもりでも、微妙に外や中に向けて振り出してしまいますと、その調整のために身体の部分的な場所を傾けたりしてバランスをとります。本来は歩きときは、身体が大きく傾くことはなく、外から見てもあまりわかりません。こういった、傾いたりよろめく歩きをしていることは、非効率的な歩きをしており、すぐに疲れやすくなったり、どこか痛みを生じます。
つまり、足の蹴り出しを上手におこなうことで、楽に歩くことができ、身体に負担がかからないのです。
ではさっそくどうしたら、綺麗に足を振り出していけるのか説明していきます
①踵から地面を設置していく。その時に膝は曲げずに伸びている状態です
歩き方が悪い方は、足先から地面につけていくか、足裏全体で地面につけていきます。足先からつけいく人は、猫背になったり、進行方向に対して後に向けて地面の床反力といった跳ね返りが起きてしまうので、重心が前方へ向けにくい。重心が前方へ向けにくくなりますと、進行方向とは逆に向かうので余計な力をが入ります。足裏全体の人も同じで、全方へ重心が移動しにくいのです。
この状態ですと、足から衝撃が来るのですが、その衝撃を上手に緩和できないので、身体の部分的な場所に負担がかかり、その負担が全身へ広がっていくのです。
②体の体重を前方に移動する
足の裏から親指方向へ向けて体重をかけていきます
この時に姿勢のポイントがあります
③足の指で体重を支える
ポイントは足の裏です
後は、真っ直ぐに振り出していくことでふらつきは起きにくくなります
このように歩くことも意識する必要がありますが、いきなり歩こうとしてもうまくいかないことが多いです。歩く前にまずは少しリハーサルをしましょう。リハーサルを行うと本番上手くいくようになります。
1足を前後に振り出す運動
壁に手をつけて、片方のては骨盤を支えます。こうすることで正しい姿勢と、股関節の動きを確認できます
❶まずは後へ
❷足を前へ
足を振り子のように前後へ振ります。身体は真っ直ぐするように意識して下さい
回数は10回程度で大丈夫です
2足を前へステップする練習
❶踵からつけていくことを意識する
❷足の重心をかけていくときに、足の踵から足の親指へ向けて体重をかけていきましょう
注意は初めから親指へ力は入れません。体重をかけていくときに親指側に意識します
❸左足の踵が地面から離れるまで体重をかけていきます
この運動は足を1歩前へ振り出す運動になります。正しい姿勢で体重をかけていく目的として行なっていきます。踵から体重をかけていくことを目的とします
❸までいきましたら、右足を元の位置へ戻し、また同じように1歩前へ足を出していきます
以上になりますが、やはり日常生活の歩きを正しい歩き方に意識していくことが大事になります。少し面倒ですがご自身の健康のためにも頑張っていきましょう。
参考文献 外反母趾はゆりかご歩きで治る!平成30年8月15日 第5印発行
古谷達司 株式会社マキノ出版