外反母趾の方は臨床で、頻繁にみられます
症状は
全く痛みも感じない
歩くと、膝が痛い
長時間立ったり歩くと足の裏が痛い
腰痛がある、もしくは膝と腰が痛い
疲れやすいなどがあります
変形が強い=痛みが強くなるとは言えない
足の親指の変形が目にみてわかるほど強い方でも痛みも感じない方がいます
外反母趾の原因
①開張足
開張足とは、足の横のアーチが崩れた状態を言います
横のアーチが崩れるとは、本来足は足の幅は広がっておらず、アーチを作っています
イメージで表すと、べちゃっとなっておらず引き締まっている状態
足の横のアーチとは
横のアーチがあることで、歩いている時などの衝撃を抑える
足の横のアーチが崩れると
クッションの作用が効かないので、足に負担がかかり、タコができたり炎症が起きやすい状態となってしまいます
②歩き方
歩き方が悪い代表である「ペタペタ歩き」「ドスドス歩き」「ダラダラ歩き」
このように歩いている人は、踵と足の裏がほぼ同時にペタッと着地します。そうすると体重移動が足趾付け根で止まるため、足趾は使われないのです。
足趾を使わない歩きとは、足の指に体重をしっかり乗せれていない状態です。
この状態ですと、足の横のアーチの筋肉が使われなくなり、横のアーチの筋肉が低下してきます。
そうなると、先ほど説明しました開張足となり→外反母趾
痛みの分類
●バニオンの痛み
外反母趾の変形により関節が曲がってくると、滑液包(関節の周りを包んでいる袋のようなもの)が擦れて炎症を起こす
●関節周囲の硬さの痛み
足の第1指と第2指の付け根の周辺の筋肉、代表例は母趾内転筋が強ばり痛みを訴えます。筋の付着部が炎症を起こしている状態です
●皮膚神経の痛み
足の指先がねじれると皮膚の表面の神経が擦れて神経痛のようなピリピリする痛みを起こします。
痛みが進行してくると、何かかがちょっと触れるだけで、思わず叫び声をあげるほどの痛みが起こることもあります。
痛みは、初めのうちは靴を履いている長く歩き回った後や、午後から夕方にかけて晴れがひどくなって痛くなるというのが一般的である。それが進行してくると一日中痛むようになってきます。
次の記事では、ご自身の現在の状態を理解すること
治療に向けて必要な事を記事にアップロードします