ストレッチと筋膜リリースの目的は基本的に同じです
目的は、体を動かしやすくしていくことです
体を動かしやすくすることとは
筋肉の動きを滑らかにしていくことです
筋肉を滑らかにしていくこととは
ストレッチでは主に
筋肉の付着部を伸ばしていくこと
付着部とは骨の部分です
骨の部分は腱といわれる構造となっており、この部位を伸ばしていきますが
伸ばすことで腱が強くなっていくことはありませんので
腱の断裂を予防することまではできません
腱から筋肉の本体に移行する部分が主に伸びていきます
筋肉の本体とは筋肉の中で一番膨らんでいる部分につながっていくところで
膨らみの端に該当します
一番膨らんでいる部分の端と腱の部分が伸びていくので
関節の動きが大きくなっていくことで
動きやすさが感じるのです
ストレッチは、一方向にしっかり伸ばしていくことが大事です
ストレッチの良いところは、関節の動きをだしてかつ伸ばしていく
しかし、方向は一方向である
なので、ストレッチを応用し、様々な方向へのストレッチが必要になってきます
筋膜リリースは、筋肉を包んでいる膜の動きを良くしていく
筋膜は筋肉を滑らかに滑っていくことで動きが出ます
しかし、筋膜の滑りが悪いと動きの制限因子となってしまいます
で、それらを解決するために行っていきます
基本的には筋膜リリースはストレッチと違い、関節の大きな動きを伴いながら伸ばしてはいきません
関節の動きなしで伸ばしていくイメージです
ではどうやって
まずは圧をかけてそれから、斜めや直線や弧を描いて筋肉の表面を滑らせていきます
さまざまな方向にできるといったメリットがあり、圧をかけていく部位全てに刺激がかかるということが良い点です
では、ストレッチよりも筋膜リリースの方が良いのではないかと思われますがそうではありません
目的が違います
骨に近い部位を関節の動きを伴い、動きをだしていくのがストレッチ
筋膜は筋肉と膜の滑りと良くして、筋肉自体の質を変えていくことであると私は思っています
ですので、できるのであれば両方がベストです