神経障害5

神経障害5

神経障害5 150 150 整体院 青体 -SEITAI-

これまでは神経障害について述べてきました

ここからは治療について述べていきます

■関節拘縮の予防

運動は関節可動域の範囲内で十分に行い、拘縮のある場合は暴力的他動運動は行なってはいけない。関節の良肢位保持、拘縮、変形および矯正、麻痺筋の過伸展予防の為に装具療法も必要となる。麻痺や部位による固定装具や機能的装具の使い分けが重要であり、下肢の場合は体重支持を考慮する必要がある。

■麻痺筋の萎縮の防止

神経損傷により神経が再生するまでに、支配筋の萎縮、変性防止しなければならない。従来は低周波電気刺激が用いられており、その目的は麻痺筋の萎縮防止や再生神経の肥大化であったが、臨床的には神経再生を促進させる方法はなく、単に筋肉拘縮の予防、あるいは血行改善が目的となる。

■麻痺筋の収縮力の維持

関節拘縮予防にもつながるが、骨格筋は安静時においてもある程度の緊張状態にあり、その自然長と横断面積を維持している。しかし麻痺筋においては重力あるいは拮抗筋の張力により伸長されてしまう。この状態が続くと麻痺筋はその収縮力を失い、収縮不全をきたす。これを防止するため、麻痺筋をある程度弛緩させる目的として装具療法を用いる

■再生途上にあるNMUの促通

末梢神経損傷後の筋力回復メカニズムについては、損傷神経自体の再生、残存神経の側芽形成などが挙げられ、筋力回復阻害因子としては、表在・固有感覚神経の麻痺による運動のオリエンテーション、フィードバックの低下、共同筋の麻痺による中枢側の関節の固定力の不足が考えられる。そのため、神経・筋への感覚入力の補償、中枢部の固定などを治療手技として導入することで再生途上であるNMUの活動の促進が期待できる。この方法としてEMGやFESが応用される。

■感覚の再教育

末梢の感覚受容器から中枢神経までの求心路の機能的な再構築を目的に、防御感覚、識別覚などの再教育を行う。少しでも損傷部位に感覚があれば、手指であれば材質の異なる対象物品を識別することから始め、物品の形状の識別を行うようにする。

■疼痛のコントロール

神経損傷後の複合局所疼痛症候群による激しい疼痛により予後不良となる場合がある。温浴などの温熱療法や、経皮的末梢神経電気刺激法が行われる。また、拘束性神経障害による軟部組織の浮腫や末梢神経の循環障害に問題がある場合は超音波療法も有効である。

■残存機能

残された機能を活かした生活様式を考えていくのも必要である。保険を適応した介護用品を用いたり、住宅改修を行い、現在の自分にあった生活様式を整えていく。こういった、ことをきちんと行うことでストレスフリーの生活を可能な限り実現させていく。